音楽のカタチ

kinoco_chang2004-04-12

本当に音楽を愛するミュージシャンがここにいる。

■曲をプレゼントしてください
Anonymous Coward曰く、"The BOOM矢野顕子高野寛などが所属する音楽事務所five-dのニュースによれば、THE BOOMはこれからも自身の曲をCCCDでリリースする事はないし、それどころかライブでプレゼントされる CD の曲はコピーして友達や家族にプレゼントしてください、との事。件の宣言は、THE BOOMのデビュー15周年を記念したライブ「THE BOOMデビュー15周年記念ライブ”ありがとう”」のページの中でプロデューサーの佐藤剛氏がしたもの。上記サイトでの記載より一部を引用する
もし、僕らがプレゼントするこの「光」や「24時間の旅」を気に入って頂けたのなら、あなたが僕らと音楽のヨロコビをこれからも分かち合っていけるのなら、6月30日発売のニューアルバム『百景』を、ぜひ正式に購入してくださるようお願いします。
面白いのは、音楽を配信するサイドがはっきりとCCCDとの決別を明示したこともあるが、太っ腹にも曲をコピーして家族や友人にプレゼントしてもよいと言い切った点。最近の音楽業界にはリスナーを小ばかにした活動がたびたび見える中、こういった音楽家とリスナーの信頼関係を重視する姿勢は賞賛に値するし、逆にリスナーの道徳が試されているとも言える。
これが日本の音楽業界、ひいては著作権ビジネスに一石を投じることになるのか。"
今回の「配布」の発言はライブで配布されるCDについてのもの。他のCDに関しては、彼らの音楽が好きならば購入しましょう(#528872等のコメントを受けて14:55に編集・追記)

完全に離れることはないのだけれどビジネスという香りを感じさせないこの職人の気質にこそ僕らはお金を払いたい。
一般に立ち読みができる本屋の方が、そうでない本屋よりも売上がいいと言います。消費者は良い物にはお金を払いますからね。音楽業界は利権を守る前に扱ってる商材が音楽という目に見えない特殊な商品であることを理解する必要があると思います。まあ、無理でしょうね…特にa●exとかは。
唯一の救いは僕が浜●あゆみが大嫌いなぐらいですよ。でもたまに聴いてみたいCDがCCCDだったときの悲しさというか、腹立たしさというか。終わってますよほんとにもう。


▼おまけ
THE BOOMといえば「星のラブレター」ですが(僕の中では)、高校時代に好きだった女の子がカラオケで先輩が歌う星のラブレターをうっとりしながら聴いているのを見たとき「これか!」と衝撃が走り、必死に練習したのは僕です。
ちなみにその子にはフラれました。後からわかってみれば、その子が好きだったのは星のラブレターじゃなくてその先輩だったらしく、早く気づけよ俺。