やがて禿げる理由

人間は想像する生き物です。
そして創造する生き物でもあります。

例えば写真を見て下さい。僕が何を持っていると思いますか？中途半端に隠されているから想像するでしょう？人間の非常に優れた点の一つだと思いますよ、想像すること、考えること。猫にとっては大きくて立派な家もただの障害物か遊び場でしかありませんけども、僕らはそれをみてどんな人が住んでるのか？と想像します。ヒゲは生えているのか？ワイングラスは傾けるのか？バスローブは着ているのか？
例えばこれは僕の持論ですが、男子中高生が思春期を過ごすときにＡＶで育った子よりも成人書籍で育った子の方が頭がいい、と。要は想像力ですよ。実際に動くもの現実に近いものを見てしまえばそれまでですが、体温は？触感は？ここではちょっと書けないいろいろは？とかひたすらもんもんと想像して育った諸君、よかったね。もんもんとしたかもしれないけど君の頭はずば抜けて想像力豊かな脳みそが入っているはずですよ。つまりＡＶよりも雑誌、雑誌よりも官能小説ってことですよ！(。_・☆＼ なにがやねん。。。ぶっちゃけ、俺なんか活字でも興奮できますよ。
話がエロ話にそれてしまいました。まあ差別的な意味はないのですが、一般的に女性に比べ男性の方が創造職（芸術家、コック、建築家、開発系）が多いのはこういう性欲しかり欲望が男性の方が強いからじゃないでしょうか？まあ当然女性でも向いている方もいれば男性でも向いてない方もいますがね。男尊女卑するつもりはないです。ただ一般的に多いと思われるのはこういうバカな要因もあるんじゃないかなぁ〜っと想像したわけです。

今はインターネットが繋がっていない家庭は少なく、使いこなせば大抵の情報は手に入りますし、通信速度の向上で動画の配信も簡単にでき、使うメディアもテープからＤＶＤに変わりました。それだけに簡単に手に入って確認できる情報というものには価値が薄れてきました。そんなことよりも人と会うこと、話すこと、そして自分の脳みそに生まれる新しいヒラメキや発見。自分の目で見た動物の迫力、耳で聴いた心に染みいる音楽。本物の素晴らしさがあるからこそ次はどんな？と想像するし、刺激を受けて創造します。
最近とても忙しく日常のふとしたことにも目を向ける余裕がなく、精神的にも気持ちが焦ってばかりだったんですけど体調を崩したおかげで「食べ物はこんなに美味しいんだ！」とか、空を見たときに「どこまで広がってるか？飛んでいけないものか？」とかほんわり考えて。そしたら肩の力が抜けて今は感性が鋭くなった気がしています。耳に入る何度も聞いたＣＤの気づかなかった音域も気づいてなんか嬉しかったり。
人間って生きてるだけでいろんな事を考えて、想像してしまうんですよね。僕なんてほおっておいたら一日中いろんな事考えてます。

僕はデジタルもの大好き人間ですが、だからこそこんなアナログな部分も忘れずにいたい。