楽しく仕事をすること

(Writer:Gizaju)

風呂上がりにおかんと話してたこと。
親父がおかんに何か（何だったか忘れたけど、老後に一緒になんかの仕事をやろうという感じ）を一緒にしようと言ったのですが、おかんは親父と仕事をするとせかせかしていて楽しくないからイヤだと言ったら親父は黙ってじっと考え込んだらしいです。
確かに親父は仕事人間でバリバリこなすハードワーカーなので、老後に趣味がてら夫婦で楽しくやるというにはやはり性格上ついついせかせかと厳しくやってしまうのかもしれません。僕のおかんは非常に楽天的でいつもくだらないことでもゲラゲラ笑って楽しく過ごす人間です。例えば旅行に行ったときなどでは、親父は完璧に計画を立てその通りに事が進まないとイヤなタイプで、それを遂行するために周りもお構いなしにどんどん次の予定に進みます。それに比べておかんは気に入ったところがあればそのあとの予定を中止にしてもいいからのんびりしたい。ひとつひとつゆっくり見たい人。しかし旅行の計画そのものは親父がプランニングします、家族があそこに行きたいといえばすぐにネットで調べて予約して連れて行ってくれます。
親父が悪いといってるわけではないのです。妻のこと、家族のことを想って、喜ばせようと思ってしているのですから。
まあ全てではありませんが男性には得てしてこういうタイプが多いと思います。かくいう僕もすぐに調べたり、計画しちゃう方なのですから。
ところが仕事に関しては両方のいいところを引き継いだのかもしれません。過去にしていた仕事がとても苦しく、悩み、そしてストレスを溜め込んだ時期があったのですが、それを乗り越え一皮むけたときに『仕事は楽しく』という基本理念が生まれました。
もちろん真面目にやるときはやりますが、ときには肩の力を抜いてのんびりやります。しんどいときでも楽しいと感じる要素を一つでも見つけてそれを追求します。僕には父親の細かなＡ型らしい血と、母親ののんびり楽観的なＯ型の血がよいバランスで混ざったのかもしれません。
今は恐れ多くも部下を指導するような環境に身を置くことになっていますが、やはり「楽しさ」は欠くことの出来ないものです。少しでも楽しさを覚えてくれるように色々と考えつつ教えています。まだまだできていません。

さあ、昨日まで仕事が辛いと感じていた人、思わず愚痴っていた人、やめたいと考えている人、そんなこと考える前に楽しく仕事をする努力をしましょう。
僕の中では仕事は楽しいものなのです、少なくとも学校の勉強なんかよりは。