雪国北九州つづき

拙者であったか

(Writer:Gizaju)


数日前から降ったりやんだりを繰り返し、家の周りの雪は一向に溶けずにまさに雪国気分な我が家へようこそ。
一番最初に激しく降った翌日、普通の水道からお水は出るのですがボイラーにつながっている水道管が凍っているらしくいきなりお湯が出なくなりました。この寒さでお湯が出ないというのは致命的で、おかんは洗い物もままならず、そもそも風呂に入れないわけですよ。まさか雪が降って風呂に入れなくなるとは思わなかった。
とりあえず風呂に水を溜めて追い炊き機能で熱くします。これでひとまず湯船に浸かることは出来るようになった。しかしこれでは髪が洗えない。「凍ってる水道管にお湯かけて溶かせばいいよ!」というありそでなかった的な、・・いや小学生でも思いつきそうですな。そんな僕の発案で沸騰したヤカンを持った水道管解凍部隊が派遣されました。


「とりゃ〜!」


上から勢いよく熱湯を注いでいきます。もうもうとした湯気、シュー!という音と共にみるみる水道管の周りの雪は溶けていきます。
そろそろいいかな?とやかんが空になったところで、管が無事に開通したかどうかテストです。おかんにお湯を出すように窓越しに叫びます。


「お〜!」


出てる出てる。ブッシャーっと勢いよく水が。
足下に。


へ?



よく見ると水道管の繋ぎ目は五右衛門が斬鉄剣で切ったようにスッパリ切れているではありませんか。
「げ!これ凍って水道管が破裂したんだ!」
お湯が出るはずがありませんね。おかんにこのことを報告し、水道管の修理がくるのを待つことに。というわけで2日ほど髪の毛洗えませんでした。汚いって言うな。
やっと昨日修理が完了していつもより激しい勢いでお湯が出るようになり大変満足です。しかし水道管の修理に来た人は切れた水道管を見るなり第一声が
「熱いお湯かけたでしょ?」と。
おかんはビックリして思わず「かけてません」と言ってしまったらしい。それもわけわかりませんな(笑
つーか、原因は僕でした。わはは。
怒られたけど、「あのときは直そうと思って一生懸命だったから!」と逆ギレしてしまいました。
まあ、お湯の勢いも激しくなったし結果オーライ!