すさまじいニュースがあったので転載

母は強いのですね・・・

■母親が自分で帝王切開 母子ともに健康
(ロイター)「母は強し」を体現するような女性がメキシコにいた。同国の農村部でこのほど、臨月の女性(40)が台所の包丁で自分に帝王切開を施し、無事に男の赤ちゃんを産んでいたことが明らかになった。出産後に運び込まれた病院の医師が6日、明らかにした。
メキシコ・サンパブロにある病院のバレ医師によると、すさまじく勇敢な母親は、電気も水道もなく、病院に行くにも8時間かかるほどの農村部の自宅で産気づいた。
自宅で自然分娩しようとしたが難産だったため、母親は「麻酔の代わりに度数の強い酒を小さなグラスで3杯あおってから、キッチンナイフを3回使っただけで自分の腹部を切開し、赤ちゃんを取り出した。赤ちゃんはすぐに呼吸を始め、泣き声を上げた」という。
母親は、ほかの子どもに、近くに住む看護婦を呼ぶように言いつけた後、意識を失った。駆けつけた看護婦は裁縫用の綿糸と針で切開部分を縫い合わせ、母子はすぐに病院に運ばれた。
女性は以前、赤ちゃんを陣痛による合併症で亡くしていた。
素人が帝王切開手術をして、母子ともに無事だった報告例は初めて。バレ医師は、今回の出来事を産婦人科の学会専門誌に報告した。
バレ医師は、子どもを守ろうとする母親の本能が信じられない行動につながったと感嘆する一方で、もし十分な医療サービスが行き渡っていれば、このような事態にならずに済んだと、地方における医師不足問題を指摘している。